コンパクト・モデル評議会、HiSIM-RF表面ポテンシャル・モデルを標準化に向け選出

2005年5月10日

回路シミュレーションおよびEDAソフトウェアのリーディング・ベンダであるシルバコ・インターナショナル(以下シルバコ)は本日、コンパクト・モデル評議会(Compact Model Council: 以下CMC評議会)より、HiSIM-RF表面ポテンシャル・モデルが、CMC委員会によって選出されたという素晴らしい知らせを受け取りました。このHiSIM-RFモデルは、SPICEモデルの日本における主要研究大学・研究所のひとつである、広島大学で開発されました。シルバコは、HiSIM-RFモデルの進歩と開発を通じて、常にこのモデルを支持してきました。

「いくつもの非常に優秀な候補の中から、この競争に勝利した、HiSIM-RF開発チームに対して、祝辞を述べる。」と、シルバコ・インターナショナルCEOのDr. Ivan Pesicは述べています。「このモデルの正確な表面ポテンシャル・アルゴリズム、高性能集積デリバティブ、集積を簡易化するバークレー形式のインタフェースなどが、CMC標準化委員会が、次世代小型モデルに求めていた主要性能だった。」

現行の業界標準である、BSIM3モデルおよびBSIM4モデルは、過去10年間にわたり、非常に高い成功を収めてきました。しかし、90nm以下になると、テクノロジの振る舞いを正確にモデル化させることがはできません。CMCは、内的対称型で、連続型、かつ電流に対して物理的に正しい、新標準であるMOSFETモデルが現在求められていると考えています。

CMCは、数多くの優秀なMOSFETモデル候補を検討し、最終的に投票により、標準化モデルの候補を2つまで絞りました。HiSIM-RFモデル以外に最終選考に残った他の候補は、Philips社とペンシルバニア大学が共同開発した、PSPモデルでした。

1996年8月に設立されたCMC評議会は27企業からなり、コンパクト・モデルの活用とシミュレータへの組み込み、およびモデル・インターフェースの国際標準化を推進することを目的としています。コンパクト・モデルとは半導体デバイスの動作を数式で表したもので、アナログ回路シミュレータで用いられています。集積回路設計者、プリント基板設計者は製作する前に、電子デバイス動作を正確に予測するために回路シミュレータを利用しています。

アナログ・ミックスド・シグナル/RF回路シミュレータについて

HiSIM-RFモデル後援企業の主なSPICEベンダとしてシルバコは、CMC評議会のモデル選定ガイドラインによる評価のためにSmartSpice回路シミュレータ、SmartSpiceRF ハーモニック・バランス・ベース・シミュレータ、およびHarmonyミックスド・シグナル・シミュレータにHiSIM-RFモデルを統合しました。この評価に使用されたモデル・パラメータは、シルバコのUTMOST SPICEパラメータ抽出ツール組み込みの遺伝子アルゴリズムにより、CMC評議会提供の90nmデバイスに最適化されました。

シルバコ・インターナショナルについて

シルバコ・インターナショナル(本社:カリフォルニア州サンタ・クララ)は、アナログおよびミックスド・シグナル統合回路の設計用EDAソフトウェアのリーディング・ベンダです。1984年に設立され、TCAD(technology computer aided design)シミュレーション・ソフトウェア、SPICEパラメータ抽出、回路シミュレーション、物理IC設計/検証ソフトウェア製品を販売しています。これらの優れた製品群と経験豊富なサポートやエンジニアリング・サービスを一体化し、CMOSやBipolar、SiGe、化合物テクノロジにおける豊富な半導体プロセス、デバイス、およびデザイン・オートメーション・ソリューションを提供します。アナログ設計における最高精度を求める最大手のファブレス半導体企業、統合半導体製造会社、大学、統合回路技術者など、その顧客は世界中に広がっています。

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jppress@silvaco.com