Simucad D.A.、LDMOSおよびHV MOSコンパクトSPICEモデルを発表

2006年3月15日

2006年3月15日、サンタ・クララ発 - EDAソフトウェアのリーディング・プロバイダであるSimucad Design Automation株式会社(以下Simucad D.A.)は本日、SmartSpiceアナログ回路シミュレータおよびSmartSpice RFハーモニック・バランス・ベース・シミュレータに組み込まれた、LDMOSおよびHV MOSコンパクトSPICEモデルをリリースすることを発表しました。LDMOSはPhilips社が開発したLDMOSコンパクト・モデルを、また、HV MOSはカリフォルニア大学バークレー校で開発され業界で広く利用されているBSIM3 モデルをベースとしています。

「LDMOSや高電圧MOSトランジスタには、もう煩雑なマクロ・モデルはいらない」と、Simucad D.A.のCEOである Dr. Ivan Pesicは述べています。 「これらのコンパクト・モデルとSimucad D.A.のシングル・ベンダ回路シミュレーション環境によって、我々は、電力回路や電力制御回路、パネル・ドライバ回路のデザインに誰も追随できない精度や拡張性、収束性、そしてパフォーマンスを提供する。」

高電圧アナログ/RF ICデザインには、長年にわたり、LDMOSやVDMOS、EDMOSなどの高電圧MOSトランジスタの振る舞いを効率よく高精度でシミュレートできるコンパクト・モデルが強く求められてきました。 この切実な願いは、Simucad D.A.のLDMOSおよびHV MOSコンパクト・モデルによってついに実現されたのです。

Simucad D.A.のLDMOSおよびHV MOSモデルは、たった1つのモデル・カードだけで、広範囲な形状やバイアス、温度にわたり優れた精度とスケーラビリティを発揮します。 また、対称/非対称なバイアス依存の寄生素子モデルに対する高精度なモデリング機能も提供します。

Simucad D.A.のLDMOSコンパクト・モデルの組み込み

Simucad D.A.の LDMOS高電圧コンパクト・モデル には、ゲート下部のチャネル/ドリフト領域に対する物理効果が含まれています。そのため、このモデルは一般的なドレイン拡散型デバイス(EPMOS)に加え、横方向拡散デバイス(LDMOS)や縦方向拡散デバイス(VDMOS)のシミュレーションに適しています。 このモデルは、チャネル領域とドリフト領域を考慮し、その内部で遷移が起こったときの電圧を計算します。 Simucad D.A.ではベース・モデルを強化することにより、自己発熱モデル、擬似飽和(Quasi-Saturation)モデル、キャパシタンス・モデルにおける精度、収束性、拡張性を向上させました。 これらのモデルはマルチ・プロセッサ処理向けにスレッド・セーフ化されており、さらに過渡/RFノイズに対する解析機能がプラスされています。

Simucad D.A.のHV MOSコンパクト・モデルの組み込み

Simucad D.A.の HV MOS高電圧コンパクト・モデル は、業界標準のBSIM3v3モデルを拡張したものです。 このモデルは、縦方向拡散デバイス(VDMOS)およびその他の高電圧MOSデバイスのシミュレーションに適しています。 主要なパラメータ・セットはBSIM3v3の最終バージョンがベースとなっているため、ドレイン電流式の優れた連続性と、安定した収束性を保証します。 Simucad D.A.ではさらに、抽出が容易なパラメータを複数追加しています。 これらのパラメータは、非対称的なソース/ドレインの寄生素子が持つバイアス依存性、ドレイン電圧に起因する移動度低下、ゲート電圧/ドレイン電圧への速度飽和の依存性、および自己発熱をすべて考慮します。

ご購入とご使用について

LDMOSおよびHV MOSモデルは、Simucad D.A.のリソース・センターからダウンロードして入手できます。これらのモデルは、 SmartSpiceアナログ回路シミュレータSmartSpice RFハーモニック・バランス・ベース・シミュレータ 、および Harmonyアナログ・ミックスド・シグナル・シミュレータ で構成されているトータル回路シミュレーション環境の一部として提供されています。 保守の永久ライセンス、もしくは現在有効な期限付きライセンスをお持ちのお客様は、追加使用料を支払うことなくご利用いただけます。 Simucad D.A.ではまた、最先端の研究所および技術/研究チームによる一括したサービスの SPICEモデリング・サービス も提供しています。

Simucad Design Automationについて

Simucad Design Automationは、アナログ、ミックスド・シグナル、およびRF集積回路の開発における利用を目的としたシミュレーションおよびCADソフトウェアのリーディング・ベンダです。 Simucad株式会社およびシルバコ・インターナショナルの資産をもとに2004年に設立され、回路シミュレーション、カスタムICレイアウト/検証、配線モデリング、デジタル・シミュレーション、およびIPキャラクタライズ分野において確かな製品を提供してまいりました。 これらの優れた製品群と、それを支える経験豊富なサポートやエンジニアリング・サービスにより、Simucadは他社製デザイン・プラットフォームとのインタフェースを備えたPDKベースのトータルなデザイン・フローを提供します。 精度、性能、コストパフォーマンスのすべてにおいてベストを求める 業界大手のファブレス、ファウンドリ、半導体製造会社、大学、回路設計者な ど、顧客は世界中に広がっています。詳細については、(408)-567-1000 (USオフィス)までご連絡いただくか、または Simucad D.Aのホームページ (www.simucad.com)をご覧ください。

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