Dolphin Integration、先端プロセスでのSRAM設計にシルバコのVariation Managerを採用

米国カリフォルニア州サンタクララ発 ― 2016年5月26日

シルバコは本日、低消費電力・高密度メモリIPのリーディング・プロバイダであるDolphin Integrationが、先端プロセス技術のSRAMメモリ設計において重要となるばらつき解析と信頼性確認に、シルバコのVariation Managerを採用したと発表しました。

メモリ設計ではシリコンのウェハやチップ内のプロセスばらつきを慎重に考慮しなければ、高歩留まりのロバストな製品は生産できません。このようなデバイスには、何百万個も均一に繰り返される素子があるため、故障を未然に防ぐには各セルのプロセスばらつきを考慮して設計しなければなりません。一方で、不必要に面積や消費電力を増加させてしまうような過度な設計をしないことも必要です。従来のモンテカルロ解析では、グローバル・ローカルばらつき、および供給電圧や温度などの環境パラメータを含めて探索するにはスピードが遅すぎます。Variation Managerは最大30倍のシミュレーション性能を発揮しながら、同レベルの精度を約束する画期的な技術です。またそのハイシグマ解析機能は、非常に高速・高精度に歩留まりを予測でき、ビットセルやメモリ設計の段階でサンプルの故障や設計上の欠点をすばやく見つけることが可能です。

これまでのプロセス世代で何年にもわたりVariation Managerを活用してきたDolphin Integrationは、自社の設計フローにVariation Managerを組み込みました。「当社がVariation Managerを採用したのは、設計において潜在的なプロセスばらつきの影響をすばやく解析できるからです。」とDolphin IntegrationのGrowth Unit DevelopmentマネージャのRomain Verrier氏は述べています。「Variation Managerを当社のミックスド・シグナル・シミュレータSMASHと連携させた結果、メモリ・アーキテクチャを高速に歩留まり検証することができ、ライブラリやスタンダード・セルの電気的検証とキャラクタライズも全般的に効率が改善しています。」

「メモリIPで最も先進的なプロバイダーの一つであるDolphin Integrationが新世代の設計にVariation Managerを選んだ事実は、その有効性の証しです」とシルバコ・フランスのジェネラルマネージャ、Firas Mohamedは述べています。「メモリは、その全体を解析しなければならないシステムです。これには広範囲のメモリ素子に対して、3シグマから非常に高いシグマまでのばらつき解析が必要になります。Variation Manager独自の技術が、このような設計に必要な性能や精度を可能にしています。」

メモリ設計の異なる要素には、適切なばらつき解析技術で対処しなければなりません。Variation Managerはメモリシステムの3つの主要部分に対応します:
  • ビットセル ― 多くの場合7シグマまで、さらにそれ以上も解析します。
  • センスアンプ ― 本来はアナログであり、これらの部分には高速モンテカルロまたはハイシグマを使用します。
  • SRAMブロック ― ビットセル以上の大規模なSRAMの解析には極めて高い処理能力とハイシグマ解析が必要となります。さらにVariation Managerは、様々な非線形要素を含む設計に対してでもロバスト性を保持します。
Variation Managerは顧客の設計フローに容易に統合でき、直感的で使いやすいインターフェースを有します。一般のサードパーティや社内製のトランジスタ・レベルのシミュレータに対応し、プロセス・デザイン・キットおよびSPICEネットリストを修正することなく利用できます。

概要: Dolphin Integration

Dolphin Integrationは、半導体業界の主要企業を含む世界中の顧客からの「enabling low-power Systems-on- Chip」の要求に低消費電力に適した高密度シリコンIPで貢献しています。「Foundation IP」には、革新的なスタンダード・セル・ライブラリ、レジスタ・ファイル、メモリ・ジェネレータなどがあります。「Fabric IP」には、電圧レギュレータ、Power Island Construction Kits、その管理ネットワークMAESTROなどがあり、これらの機能により柔軟なアセンブリが可能です。顧客が最も注目する「Feature IP」には音声や測定用途向けの高解像度コンバータから、電力最適化された8、16および32ビット・マイクロコントローラまで用意されています。

シリコンIPの統合、ASIC/SoCでのサービス提供、および独自のEDAソリューションの構築などに30年以上の経験を持つDolphin Integrationは全ての顧客の個別要求に応える真のワンストップ・ショップです。
www.dolphin-integration.com

概要:Silvaco, Inc.

Silvaco, Inc.は、TCAD、EDAソフトウェアのリーディング・プロバイダです。プロセス/デバイス・シミュレータや、アナログ/ミックスド・シグナルIC、パワーIC、メモリなどの設計自動化ツールを提供しています。また、Silvacoは、TCADからサインオフまでの完全な開発設計フローをカバーする製品ラインナップを半導体企業に提供します。ディスプレイ、パワー・エレクトロニクス、光学デバイス向けシミュレーションや、放射線の影響やソフトエラーに対する信頼性検証、先端CMOSプロセスやIP開発向けシミュレーションなど、幅広い用途に対応できるさまざまな製品を取り扱っています。Silvacoはこれまで30年以上にわたり、お客様がコストを削減して市場投入までの時間を最短化し、競争力のある製品を開発することに貢献してきました。Silvacoは米カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、北米、ヨーロッパ、日本を含むアジア各地に事業拠点を構えており、今後も世界中のお客様に優れた製品とサポートを提供してまいります。
www.silvaco.com

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