波形ビューワおよびシミュレーション解析環境

SmartView™は、アナログ/RF/デジタル/ミックスド・シグナル回路に使用できるグラフィカル・ツールです。リアルタイムおよびシミュレーション後の波形表示が可能であり、またシミュレーション結果のデータ解析ツールとして使用できます。SmartViewでは、操作環境をユーザの好みに応じて変更でき、直感的なGUIが採用されています。また、多くの優れた測定ツールを使用できるので、使いやすく作業性の良いシミュレーション解析環境を実現できます。

はじめに

SmartViewは、Gateway、SmartSpice、SmartSpice RF、Silos、Harmonyなど多くのシルバコ・ツールで使用できる波形表示機能を備えた解析ツールで、アナログ/RF/デジタル/ミックスド・シグナル回路のシミュレーションに使用できます。デジタル波形、およびアナログ波形(時間領域と周波数領域)に対するロバストなポストプロセス解析機能を備えており、これらすべてを単一環境の中で実行することができます。また、SmartViewは高度なメモリ管理システムを採用しているので、1GBを超えるサイズの大きなデータ・ファイルに対してもスムーズな処理が可能です。

SmartViewのデータ処理はとても柔軟で強力です。ベクトルの階層表示とフラット表示、フィルタリングなどを活用することで、効率良く結果を得ることができます。また、連続実行された複数のシミュレーション結果を比較することが可能です。アナログ/ミックスド・シグナル・シミュレーションの用途では、FFT解析、ヒストグラム、コンステレーション・ダイアグラム、ジッタ解析、スミス・チャート(YおよびZ)など、多くの優れた表示機能と解析モードを使用できます。組み込みのSPICEマクロと関数をもつベクトル・カルキュレータを使用でき、ユーザが定義した関数を追加できます。また、SmartViewが提供するインタラクティブな作業環境では、ユーザ・インタフェースからJavaScriptインタプリタにコマンドを直接送信できるほか、強力なスクリプト機能を使用したバッチ操作によるデータの処理および解析が可能です。

図1:PLL- SPICEおよびVerilog-AMSのミックスド・シグナル

おもな特長

  • 優れたグラフィカル・ユーザ・インタフェース: ツールバーのカスタマイズ、ドラッグ・アンド・ドロップ操作、データの階層表示が可能
  • 様々なタイプのチャートでデータを表示: 直交、ヒストグラム、ポーラー、スミス、デジタルから選択可能
  • 各種チャート・レイアウトを用意: Stackモード(共通のX軸を使用)、横、縦、タイル、パレットからレイアウトを選択可能
  • マーカ機能/プローブ機能: AB、データ、トライアングル、クロスセクション、およびXの各マーカ、プローブ、スロープを使用可能
  • シングル測定ユーティリティ: 平均値、微分値、RMS、最小値、および最大値について単一の値の測定が可能
  • ポストプロセス・ツール: FFTツール、Eyeダイアグラム、ADCユーティリティ、およびバス計算ユーティリティを用意
  • 複合測定機能: 平均周期、交点、遅延、交点で検出、Y座標で検出、オーバシュート、周期、および立上り時間を測定可能

メリット

  • 使いやすく直感的なGUI
  • 他のツールとの高速データ通信によるシームレスな統合環境
  • 豊富なアノテート機能、チャート画像のエクスポート機能、ASCIIセーブ機能
  • 連続実行されたシミュレーション結果を一つのプロットに表示して比較が可能
図2:測定
図3:FFTユーティリティおよびEyeダイアグラム

おもな用途

アナログ/RF/デジタル/AMS/セル・キャラクタライゼーションなど

技術仕様

  • 業界標準の以下のデータ・フォーマットに対応
    • アナログ:
      • SmartSpice (.raw)
      • HSPICETM (.tr、.ac、.sw)
      • SpectreTM (PSFバイナリおよびASCII)
      • FSDB (バージョン 4、5)
      • Touchstone (S-パラメータ)
    • デジタル:
      • Harmony/Silos (.rawd)
      • デジタル標準VCDフォーマット
      • Libertyフォーマット(.lib)
  • JavaScriptをサポート
  • シルバコのアナログ/デジタル/ミックスド・シグナル・ツール(Gateway、SmartSpice、SmartSpice RF、Harmony、Silos)との統合