デザインの解析と探査

Viso™は、寄生素子は、寄生素子の電気的なグリッドの解析を実行するツールです。この寄生素子中心のアプローチにより短時間の解析を実現し、回路とその中に含まれる寄生素子を正確に確認できるようにします。Visoは、配線の寄生素子の解析を迅速にすることで、問題点の特定を可能にします。異なる抽出ネットリストの比較を正確に行い、タイミングの予測をすることができます。

はじめに

90nm以下では、配線の寄生素子は回路の動作に重大な影響をおよぼします。寄生素子の解析は、完全な失敗につながる可能性もあるゲイン、遅延、最大クロック・レート、クロス・カップリング、ESD保護レベルおよびその他の機能に影響をおよぼすため、極めて重要になりつつあります。

寄生素子に関連した問題は、次のようにまとめられます:

  • あるネット上のピン間の抵抗値(同じネット上)
  • あるネット上のピン間の遅延(同じネット上)
  • ネット間のカップリング容量
  • ネット間のデカップリング容量
  • あるネット内のピン間におけるS/Y/Zパラメータ
  • 異なるピン間の主な電流パス
  • 電流パスにともなう電圧降下
  • 電流にともなう電界

おもな特長

  • Visoは、ネットリスト中のどの寄生素子にも対応した優れた解析機能を提供します:
    • R、RC、RCC
    • 相互接続、基板、パッケージ
  • 以下のピン間の情報を計算します:
    • あるネット上のピン間の抵抗値と遅延
    • ネット間のカップリング、デカップリング容量のサマリ
    • あるネット内の、または複数のネットのピン間におけるS/Y/Zパラメータ
  • ショートおよびオープンの検出
  • 特定のネットおよびネットのグループを指定して計算を実行可能
  • 主流なEDAベンダのバックエンド・フローへの互換性を維持
  • 主流な設計フローに統合

メリット

  • バックエンド検証サイクルにかかる時間を削減
  • 初回製造時の成功率を向上
  • グロス・エラーの早期発見
  • バックエンド・フローの効率性の向上:回路が配線の解析に成功したときのみシミュレーションが開始されます。
図1: パワーグリッドの2次元および3次元表示

おもな用途

  • メモリ、アナログ、ミックスド・シグナル、RF、タイミング

技術仕様

  • 入力:LPEツールにより生成された抽出ネットリスト
  • S/Y/ZパラメータのTouchstone出力フォーマットをサポート
  • アプリケーション・プログラミング・インタフェース
  • Cadence QRC、Mentor Calibre XRC、Synopsys Star RCXTなどのLPEツール(レイアウト上の寄生素子抽出)の実行後、既存の設計検証フローにシームレスに統合されます。