1次元/2次元インタラクティブ・ビジュアライゼーション・ツール

TonyPlot™は、シルバコのTCADシミュレータによって出力されたTCAD 1次元/2次元構造を視覚化するために設計された強力なツールです。

はじめに

半導体デバイスの微細化競争は、今日ますます激しくなっています。こうした状況に対応するにあたり、開発とプロセス統合にかかる時間の効率化と費用の削減を実現するには、高精度で予測を行うシミュレーション・ツールが技術者にとって欠かせないものとなっています。2次元インタラクティブ・ビジュアライゼーション・ツールは、現在も続くデバイス・サイズの縮小がもたらす課題に対処するために開発されました。こうしたビジュアライゼーション・ツールを使用すると、今までは解釈が難しかったデータを正確に理解して設計を行うことができます。

TonyPlotは、パン、ズーム、表示、コメント追加機能、多重プロットなど、さまざまな視覚化機能とグラフィック機能を備えています。また、TonyPlotには、HP4154エミュレーション、2次元構造からの1次元カットライン、ベクトル流を示すマーカ・アニメーション、ログまたは1次元データファイルの統合、完全にカスタマイズ可能なTCAD固有のカラーやスタイルなど、数多くのTCAD視覚化機能が組み込まれています。

おもな特長

  • TCADの視覚化用に開発された柔軟性の高いグラフィック解析ツールにより、プロセスおよびデバイス設計における迅速なプロトタイプ作成や開発を支援
  • 1次元 x-y データ、2次元等高線データ、2次元メッシュ・データ、スミス・チャート、極座標表示を含む1次元/2次元の一般的なデータ表示をサポートするプロット機能
  • レポートまたは第三者ツールで使用するための標準的なフォーマットでデータをエクスポート可能。jpg、png、bmp、Spice Rawファイル、CSVフォーマット対応。
  • 柔軟なラベル機能によりプロットにコメントが加えられ、レポートやプレゼンテーション用の重要な図表を作成可能
  • ほとんどのプリンタ形式でハードコピーを出力可能
  • プローブ、ルーラー、その他の測定ツールを統合することにより、1次元および2次元構造の詳細な解析が可能
  • オーバーレイ(グラフ重ね合わせ機能)により複数のプロットを容易に比較可能
  • 動画化されたマーカによりデバイス内のベクトル量を即時に視覚化可能
  • 関数/マクロ・エディタにより複雑な関数およびマクロを定義することができ、通常の1次元物理量として視覚化可能。また、この機能によりOLEDデバイスのM-Plotを計算可能
  • 擬似3Dモードにより多次元データの視覚化が可能

メリット

  • シルバコのすべてのTCAD製品で共通して使用できるビジュアライゼーション・ツール
  • カラー、材料、凡例、ツールバー、ショートカットなどを完全にカスタマイズ可能

おもな用途

  • 1次元ログファイルをオーバーレイすることにより、どのようにプロセス条件が電気特性に影響を及ぼすかを視覚化
  • 一連のプロットを動画化し、静止画では得られないデバイスの特性を視覚化
  • 2次元構造から1次元スライスを生成。1つの構造において複数のスライスを生成するためのスライス自動化が可能
TonyPlotにより図形をオーバーレイすることができ、この例では、2 GHz、5 GHz、10 GHzの3つの周波数で比較しています。
TonyPlotでは、2次元ストラクチャ・ファイルにおける任意のデータのコンター図をプロットできます。